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不安な童話
2006/07/09(Sun)
恩田 陸 / 新潮社(2002/11)
Amazonランキング:66,190位
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これも不思議
シリーズもの?
作者の力量!!
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これも不思議
シリーズもの?
作者の力量!!恩田陸のサイコ・サスペンス。淡白ですんなりと心地よいミステリー展開である。主人公は、周囲の人間が忘れてしまった記憶を読み取るという能力があるが、それが過去の女流画家の殺人事件を引き寄せる。登場人物がやけに予定調和的に配置されているが、それも気にせず軽々と読んでしまえばよい。主人公のボス「泰山教授」のキャラがいい。
作品の完成度は「ネクロポリス」には及ばないが、それぞれ個別の絵画作品のように鑑賞するには全く異存は無い。
23:15:37 書評 Comment * 0 Trackback * 0
女教皇ヨハンナ
2006/06/20(Tue)
ドナ・W.クロス, 阪田 由美子 / 草思社(2005/10)
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女性として生きることの悲しさに泣かされました。
才女の野心と戦い
全く新しい女教皇像
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女性として生きることの悲しさに泣かされました。
才女の野心と戦い
全く新しい女教皇像ドナ・W.クロス, 阪田 由美子 / 草思社(2005/10)
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勝利か、それとも敗北か?
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勝利か、それとも敗北か?中世ヨーロッパ、カトリック史上最大の汚点とも、後世の捏造とも言われている女性教皇ヨハンナの物語である。題材、展開とも小説として興味をかきたてるのに充分なものだが、背景が濃厚かつ野蛮な中世カトリックとフランク帝国、西ローマ帝国の世界であるのに比し、筋立てが淡白であまりにも読み易い。だからこそ一日で上下巻とも読んでしまったのだが。
知識欲は罪、ましてやそれが女性のものであった場合、糾弾され罰され、魔女として火炙りにされ、学問は修道院の中に閉じ込められ、男性の中でも選ばれ限られたものにしか与えられなかった。ここまで知識欲を統制せねばならなかったカトリックは、人類を助けるものだったのか、それとも進歩を阻むものだったのか?そうして女性を支配し専制する構図はそのまま、強者と弱者、支配と被支配を全世界的に敷衍したヨーロッパの方法論そのものだ。
人間である限り、探求せずにはいられず、知るを楽しむ事が生きる事と同義であると信じてやまない女として、つくづく中世ヨーロッパに生まれなくて良かったと思うのでありました。
19:11:46 書評 Comment * 0 Trackback * 0
風神秘抄
2006/06/15(Thu)
荻原 規子 / 徳間書店(2005/05/21)
Amazonランキング:7,842位
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三部作と比べると
おもしろい!!!
読んで損なし!
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三部作と比べると
おもしろい!!!
読んで損なし!萩原規子の歴史ファンタジーは、日本が世界に誇る珠玉の名作である。トールキン、ルイス、ル=グウィンにも劣らぬ極上の物語文学。
デビュー作群[勾玉]三部作、「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」は、古代日本を舞台にしたものであったが、今回は時代を下り、平安末期平治の乱を背景に紡がれる物語である。緻密な時代考証と胸躍る展開、若者の瑞々しい恋心と、ファンならずとも堪らないモチーフ満載だ。これだけでも独立した物語として楽しめるが、三部作の世界の流れを汲むものとしても味わえる。
タイトルからして、後白河上皇編纂の「梁塵秘抄」を思わせるものであるだけに、後白河が重要人物として登場する。荻原氏ならずとも非常に興味を引かれる、歴史上稀なるキャラ立ちの上皇であるが、絶妙な悪役?として配置したセンスに感服!落ち行く源氏の郎党、都の覇権争いと、舞姫と孤独な少年の笛の音が、翻訳物ではありえない国粋ファンタジーというジャンルを(miporinが唱えているだけですが)確立しているのだ。
荻原氏はライトノベル作品群も多数著しており、幾多の愛読者も獲得しておられるが、miporinとしては歴史ファンタジーに専念していただき、更なる名作を沢山生み出していただきたい。尚、最近判明した事なのだが、荻原氏は、miporinの友人の、古くからの友人であられるらしい。勿論面識はないし、一読者として陰ながら応援申し上げているだけだが、今後の更なるご活躍をお祈りする。
10:32:25 書評 Comment * 0 Trackback * 0
パロへの長い道 グイン・サーガ108巻
2006/06/14(Wed)
栗本 薫 / 早川書房(2006/06)
Amazonランキング:位
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もう何時から読み始めたのか定かではない。物心ついたときには、既に生活の一部となってしまっていたグイン・サーガの108巻。累計2600万部突破というから凄まじい。相変わらず記憶を取り戻せずにいる豹頭王グインとその一行の冒険旅は続く。感想云々はいまさら必要なし。これを読む者は物語が大団円を迎えるまで、栗本薫先生の健康と長寿を願いつつ、毎回書店に足を運ぶことであろう。(筆者も)
10:31:52 書評 Comment * 0 Trackback * 0
へんないきもの
2006/06/10(Sat)
早川 いくを / バジリコ(2004/07)
Amazonランキング:2,787位
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首筋がもぞもぞするこの感覚・・・
肩の力を抜いて読んでください
損は無いと思います
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首筋がもぞもぞするこの感覚・・・
肩の力を抜いて読んでください
損は無いと思います人間には、森羅万象を理解するために、「面白がる」という能力が備わっているらしい。秘境に分け入り深海に潜り、其処にいる生物を観察し分類し記録する。そうして採集した生き物の姿形を、それが想像の域を大きく逸脱しているほど、興味を引かれ面白がるのだ。そして人間は、地球上にある全ての生物を調べ尽くし研究しようと、大それた戦いを挑む。
そんな人間を嘲笑うように存在する、このけったいな生き物はなんだ?
あまり思いつめずに、ビール片手に面白おかしく眺めていればよいのだ。
実際、奴等を見たら笑わずにはいられない。
物見高いミーハーな自分をおおいに認めよう。
23:20:29 書評 Comment * 0 Trackback * 0
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